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「ソラリズム・キックオフ」新しい未来への野外LIVE、佐藤タイジ&KenKen、清春、なぎら健壱、金子マリが集った夜

新しい未来への“野外LIVEムーブメント”
キックオフに集った、佐藤タイジ&KenKen、
清春、なぎら健壱、金子マリ、世代とジャンル超えて


春まっ盛りと感じた開催から早くも一ヶ月以上がたち、4/11「ソラリズム・キックオフLIVE」は緊急事態宣言の狭間の春に、まさにココロとカラダ健やかに集えた貴重な機会だったと実感する、三度の緊急事態宣言が延長される今この日々ですね。

新しい未来へ、ココロとカラダ健やかに進むために

混沌とした刻が続きますが、こうした今だからこそ “ココロとカラダの健康” に開放感ある「音楽LIVE」が必要だというのも切実な実感であり、そんな中での佐藤タイジの言葉と活力は、強く明るく未来を照らしてくれています。

「新しい未来へは、平和そのものである音楽がきっと寄り添ってくれるでしょう。」

僕たちアースガーデンも率先してきたこの1年の音楽ライブの場で、クラスターや大きな感染は屋内開催を含めて報告されていません。まして佐藤タイジと共にソラリズムが目指すのは、音楽文化復興への“野外LIVEムーブメント”として中小規模の場を増やすことです。3密になる要素はほぼなく、開催規模や質は各地域で柔軟に判断調整していけるコンセプトなのです。

7月からの次なる企画と場づくりを準備中です

僕たちアースガーデンと多摩あきがわLiveForestは自然と地域に恵まれた中で昨夏から音楽LIVEの場をつくってきた中で、先日4/11に佐藤タイジと共にソラリズム・キックオフを開催し、その手応えと共に次回7月の本格開催を準備しています。

7月の開催発表はもうすぐ間近ですが、その発表の前に、春爛漫の花満開の中で、ココロとカラダ健やかに集うことができた4/11ソラリズム・キックオフライブの模様をお伝えさせてください。

ソラリズム事務局 アースガーデン 南兵衛@鈴木幸一

(写真:高橋良平)


春爛漫の花満開の中で、4/11ソラリズム開催できました

足早に過ぎた今年の春ですが、ソラリズム・キックオフLIVEの会場となった西多摩の山裾ではまだ桜も残り、桃などの花々がピークを向かえる中での開催、お天気にも恵まれ素晴らしい1日となり、参加してくれた皆さんはソーシャルディスタンスをしっかり取りながら花盛りと新緑が交わる里山を満喫できたかと思います。

オープンした会場では民謡クルセイダーズ田中克海による“丁寧なラテンDJ”が進行。ターンテーブル1台ミキサーなしで、一曲ずつ解説つきで進むアナログDJは、その懐メロ感と午後の日差しと相まって独特の心地よさ。客席をゆっくりと和ませていきます。

緊急事態宣言もあけ感染者数も落ち着いた、まさにココロも自然に緩むタイミングでの開催でしたが、会場は無理なくソーシャルディスタンスが取れる密度、昨年からの好評のフードも、地域の地酒「喜正」や地元秋川溪谷のニジマスの塩焼き、すっかり会場名物となった地元あきる野五ノ神ラーメンなど、今回も参加者みなさんに楽しんでいただきました。

オープニング「こでらんに〜」に金子マリが当日飛び入り!

そしてオープニングは地元あきる野を代表して民謡ユニット「こでらんに〜」が登場、ボーカルのフレディ塚本は民謡クルセイダーズのボーカリストでもあり、地元の仲間でもあります。三味線と太鼓お囃子と共に進むその演奏と歌はまさに正調の民謡を感じさせ、ストレートな民謡の心地良さが滲みて、民謡クルセイダーズとはまた別次元。さらにこの日はリハーサルに感じた「金子マリ」が飛び入り参加のサプライ付きで大いに盛り上がりました(笑)

「なぎら健壱」で早くも真打ち最高潮!?

そして2番手で早くも迎える「なぎら健壱」はさすが真打ちと言いたくなる風格、実はカントリーギターの名手としても知られるその演奏と歌は絶品で、里山の午後に抜群にハマる心地よさ、歌で唸らせ演奏に酔わせ、喋りでまた笑わせる、さすがの名人芸を感じさせ、佐藤タイジや清春のロックファン達も納得のステージに野外ライブだからこその午後の幸福感が会場に満ちていきます。

セッションで佐藤タイジも登場、客席は早くも盛り上がり

さらにライブの後半では佐藤タイジも登場、ジャンルは違えど共に名ギタリスト、初の手合わせに互いの技術を確認しあうかのような演奏に、客席も固唾を呑むかのよう!? こうした出会いこそソラリズムで佐藤タイジが目指す老若男女、幅広い世代とジャンルレスな音楽の広がりに通じていく姿でしょう。今後この二人が一緒になる機会が待ち遠しいのです。

新鋭「Momiji & The Bluestones」素晴らしい演奏と野外だからこそのビジュアル

そしてさらに会場は夕暮れに向けて、新鋭ブルーズバンド「Momiji & The Bluestones」が、LiveForestならではの川辺のリバーセッションで魅せてくれました。実はこのバンド、ハナレグミ、レキシが所属していたバンドSUPER BUTTER DOGのギタリスト竹内朋康のニュープロジェクト、ボーカル&ハープのmomijiをはじめメンバーもすご腕揃い、きっと来年には大きなフェスを賑わしていく存在です。ラフ&ワイルドなセッティングから、お客さんの心を鷲づかみにするパワフルな演奏、終了後の物販は行列でした。

そして夕闇と焚き火の炎の中で「清春」が「佐藤タイジ」と共に登場

夕暮れと共にステージ前に特大の焚き火が燃えだしたステージはLiveForestだからこその深い雰囲気で客席の集中力もいや増し、清春のディープな歌声と佐藤タイジのアグレッシブなギターの絡みは時にスリリングで、ソラリズムが目指す姿を体現していたはずです。

「KenKen」が登場し、「ComplianS」の演奏と共に夜は絶頂へ

いよいよスーパーベーシストKenKenの登場でステージの音量と客席のテンションは最高潮へ、佐藤タイジとのユニット「ComplianS」はツアーも重ねて、二人の演奏はガッチリと絡み合い、次々と登場するゲストを迎えて音楽の宇宙を自在にグルーブ、客席は二人の演奏に大船に乗って心地よく揺られていきます。金子マリ、momiji、清春と個性的な面々とのセッションたっぷりに、ソラリズムは最高のキックオフを実現した手応えでした!

ソラリズムの次回開催は、同じ多摩あきがわLiveForestで7月を予定しています。
もうすぐに開催発表しますので、乞うご期待を!!

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レポート:11/14「 #ライブフォレストフェス」の成長、野外での開放で生まれた400人の“親密な人の輪”に予感する新しいコミュニティ

 

11/14開催の「森と川と焚火の音楽祭 #ライブフォレストフェス」は5月の配信トライアルのスタートから着々と人の輪を広げ、今回400人に迫る集いとなり、紅葉まっ盛りの中で盛大な焚き火達と共に賑やかな集まりとなりました。もちろん適度な距離感と気持ち良い秋風と共に(笑)。

この「ライブフォレスト」の場づくりは、コロナ禍の緊急事態宣言の中から野外ライブの配信という新しいトライアルで5月半ばにスタート、やがてどこよりも早く有観客ライブに段階的にトライしていく中で、「多摩あきがわLiveForest自然人村」という新しい音楽ライブ会場としての在り方を目指すようになりました。そんな中で、無我夢中で挑戦した夏フェス開催、そして秋には三浦大知やTHE SOLAR BUDOKANのオンラインLIVE収録会場としても、THE BAWDIES、竹原ピストル、Charといった錚々たるアーティストが出演。着実に音楽エンタメの世界にも認知が広がっています。

野外での音楽ライブの開放感と共に成長する「#ライブフォレストフェス」は、“親密な”人の輪が400人近くまで広がる新しいコミュニティの姿を現し始めました

今回、有料入場者350人が集まる音楽ライブの場に成長し、関係者を含めて400人に迫る場になり、出演者、お客さん、地元地域の出店などの皆さんの出会い集う喜びが広がる充実の開催だったことを報告させてもらいます。
出演した、渋さ知らズオーケストラ、民謡クルセイダーズ、共に大人数バンドでしたが、久しぶりにステージと客席の交わるライブに、大きな喜びが広がる充実の演奏。コロナ禍の中での2020年に自ら区切りをつけるように、開放的な音の広がりが渦をまき、その場を動けないフロアーのイス席からの距離感を超えて、ステージと客席にはエネルギーの交流がおこっていました。

出演者を含めた地元地域の皆で創っていくフェスの場づくりが生んだ”親密さ”

またメインの渋さ知らズ&民クルをはじめ、地域にご縁深い出演者たちが揃った2ndステージとマーケットステージ、地域地元を中心にしたナチュラルな空気感のマーケット、串焼きやイノシシラーメンなどで皆が楽しんだフードコートまでが一緒になって、秋川溪谷あきる野という地域の魅力と人の輪を伝える一体感、コロナ禍の中で忘れかけていた「親密な人の輪」の心地よさが自然に生まれ、遠方からも集まってくれたお客さん皆さんまでが、その親密さを感じてくれていたのではないでしょうか。

今回のフェスの準備の中で毎週地元有志のミーティングを続けたのですが、皆のもっている地域の情報と知恵を集め、新しい仲間が現れてくる中で、着実に地域の豊かな文化資源と自然資源が集まり、より豊かなフードやマーケットにつながり、焚き火も普段とひと味違う木の根っこの切り株のトーチなど、新しい美術の姿にもつながりました。
ライブフォレストをきっかけに広がり加速する、秋川溪谷あきる野地域での人の輪と動きは、そのまま地域文化を育て、新しいコミュニティを育てる歩みに重なっていくように感じています。

ライブフォレストはウィズコロナの新しい音楽ライブの場へと

コロナ禍が続いている中で、森と川と交わる都心から近い、三密を避けて集える環境の素晴らしさが着実に拡がっているのを感じています。今回の開催で、現状のソーシャルディスタンスを踏まえても500人程度までは無理なく集客開催できる会場のポテンシャルを確認できました。来年に向けても、ウィズコロナの時代の新しい音楽とエンターテイメントの場として、様々な新しい楽しみ方の可能性を拡げていける手応えを感じています。

今後、都心から1時間の新しい野外ライブ会場「多摩あきがわLiveForest自然人村」として、来春の本格オープンに向けて準備が進んでいきます。コロナ禍の中で安心して音楽ライブを実施できるベニューとして、あきる野を中心とした西多摩地域の新しい文化の場として、2021年に向けてライブフォレストは着実に進んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。

アースガーデン代表 鈴木幸一

野外だから安心して飲食を楽しめる、野外だから大きな焚き火、沢山の焚き火ができる、野外だから沢山のみんなと親密に集える、そういう安心感がライブフォレストの開催のベースにはあります。

今回はじめて設営した「リバー・ステージ」その名のとおり、出演者もお客さんも、みんなが川のせせらぎに向き合い、思い思いの聴き方と楽しみ方ができる、ライブフォレストならではの名物ステージになりそうです。

ライブフォレストから10分ほど歩いた「小さな美術館」でも、宮武弘&オマール・ゲンデファルのライブを実施、沢山の人が美術館の素晴らしい作品と空間と共に楽しんでくれました。

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「小さな美術館」は昔NHKで放送された連続人形劇「プリンプリン物語」の美術造形を制作監督された友永詔三さんの私設美術館で、この30年以上にわたる見事な作品が展示されて圧巻です。当日はフェスのリストバンドで入場ができるようお気遣いただきました。ありがとうございます。

ライブフォレスト会場の入口広場でおこなわれた地元地域の皆さんのマーケットとステージも盛況でした。ここでも新しい地域文化が育ち始めています。次回は、あきる野で大変盛んな「お囃子」のグループの出演も実現させて、さらに地域色を拡げていきます。よろしくお願いします。